マイナス金利スタート、家計への影響は③

マイナス金利になっても銀行はプラスになるというのは本当なのでしょうか？

その答えは日本国債10年利回りにあります。

マイナス金利の導入決定後、初めて日本国債10年利回りがマイナスとなりました。

国債を持っていると損をしてしまうのに、買い注文が多かったということです。

厳密に言えば、償還まで国債を保有していると損をしてしまうので、値上がり益を狙って買っているのです。

日銀が国債を買ってくれるので、利益を得られると考える投資家が多かったことを意味します。

マイナス金利でも銀行が利益を増やす可能性は十分にあります。

しかし、マイナス金利のデメリットばかりが取り上げられ、マインドが冷え込んでしまえば、その可能性は低くなってしまいます。

「景気の気は気分の気」と言うように、景気回復のためには気分が前向きになることが大切です。

メディアの影響は大きいので、不安を煽るようなものばかりでなく、メリットも伝えれば状況は変わるのではないでしょうか。

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